2001夜物語

アクションコミックス　全３巻

作者：星野之宣
出版社：双葉社
初出時期：1984年（スーパーアクション）
分野：青年マンガ
ジャンル：ＳＦ
内容：本格的ＳＦストーリーの宇宙ファンタジー。

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作者の星野之宣氏の作品は、劇画調のリアルタッチであり、
ストーリーも非常にリアリティーのあるＳＦになっています。
こういった絵柄と非常に合っており、ＳＦ小説を読んでいるかのごとくの本格ＳＦ作品だと思います。
そういった本格的なＳＦに酔ってみたい方にはお勧めだと思います。
この作品のタ イトル「2001夜物語」も、非常にノスタルジーを感じ、
ファンタジックな良い タイトルだと感じました。

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人の住める惑星に着いたら、
精子と卵子が自動的に受精するという装置を積み込んだ無人ロケットが打ち上げられました。
しかし片道切符で送り込んだそのロケットは、
後の時代のテクノロジーの進歩により、その計画 よりも先に進んでしまうのです。
こういったエピソードだけでも、科学的にもリアリティーのあるＳＦ作品だと思います。

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そういった少し難しい感じのＳＦでも、漫画という媒体はビジュアルを使 ったストーリー展開で、
わかりやすく、そして壮大に読ませることができるのだと思います。
星野之宣氏の作品は宇宙を舞台にした夢とロマンを感じさせてくれる作品だと思います。
以前、大友克洋氏の作品は 是非大判で読みたいものだと書いたことがありますが、
星野之宣氏の作品も文庫本サイズの小さい版よりも、
できるなら大きい版で読むことができるなら、より醍醐味も増すことだろうと思います。

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1987年に『スペース・ファンタジア 2001夜物語』のタイトルでOVA化されています。
2009年には『TO（トゥー）』というタイトルで、CGライブアニメがOVAされました。
ハリウッドなどで映像化され たら、壮大な素晴らしい作品になるのではないかと思います。

（漫画本エッセイ116）