エコエコアザラク

少年チャンピオンコミックス 全19巻

作者:古賀 新一
出版社:秋田書店
初出時期:1975年(少年チャンピオン)
分野:少年マンガ
ジャンル:ホラー
内容:謎の美少女黒井ミサが「エコエコアザラク」の呪文を唱えるとき、黒魔術により何かが起こる。


この作品は今では映像版の方が有名になった感がありますが、
ご存知の通り、もともとは漫画の作品が映像化されたものです。
1975年に少年チャンピオンに登場した時には、巨匠梅図かづお氏とタッチは似ていると感じましたが、
また一味違った不気味さを醸し出す作品と感じました。
その内容の過激さからPTAからクレームがついたと言うこともあったそうです。
主役の黒井ミサは、いかにもといった名前ですが、なかなかに良いキャラではないかと思います。
作者のこんな絵柄といっては失礼ですが、けっこう魅力的だと思います。


「エコエコアザラク エコエコザメラク、エコエコケルノノス…」と、
謎の美少女の主人公・黒井ミサが呪文を唱える時、黒魔術よって悪事には裁きがくだされ、復讐は遂げられるです。
連載当時は、こういった黒魔術やタロットカード占いなどが流行っていたような気がします。
まあ、黒魔術を実際にやったことがある、なんて人はいないと思いますが。


1995年に吉野公佳が黒井ミサ役で実写映画化されています管野美穂も出演していました。
1997年にはテレビ東京でテレビドラマが放映されました。
佐伯日菜子が黒井ミサを演じたわけですが、これがすごく良くできていたと思います。
漫画以上に美少女で妖しい魅力がありました。
最近では2006年に近野成美が黒井ミサ役で映画が公開されています。

(漫画本エッセイ106)