キャッツ・アイ

ジャンプ・コミックス 全18巻
集英社文庫 コミック版 全10巻

作者:北条司
出版社:集英社
初出時期:1981年(少年ジャンプ)
分野:少年マンガ
ジャンル:アクション
内容:美人三姉妹の怪盗キャッツ・アイが次々と美術品を狙う華麗なアクション巨編。


美術館に名画「ローマの女」を盗むという予告が入ります。
警察の厳重な警備の中、その美術品は鮮やかな手口で盗まれてしまいます。
犯人はレオタード姿で 美術品をねらう怪盗キャッツアイ、という華麗な出だしで始まります。
その正体は、喫茶店で働く長女の泪(るい)、次女の瞳(ひとみ)、末っ子の愛(あい) の美人三姉妹なのです。


キャッツアイを追い続ける内海刑事は、キャッツアイの正体が実は自分が好きな瞳だとは知らないのです。
そんな関係の中、キャッツアイは警察を欺きながら、次々と美術品を狙っていきます。
こんな美人三姉妹の怪盗というシチュエーションは、1983年から放映されたTVアニメでも大人気となりました。
杏里が歌う同名の主題歌も大ヒットしました。


最初の頃は少々幼さを感じる絵ですが、それでもやはり北条司氏の絵は正統派のとてもうまい絵だと思います。
素晴らしい画力が織り成すビジュアルで、スリルとサスペンスのストーリーが気持ちよく展開されていきます。


内田有紀、稲森いずみ、藤原紀香主演で、林海象監督により1997年に実写映画化されました。
キャットウーマンのようなコスチュームは、ちょっとと言う感じでした。
やはり漫画のようなレオタードにして欲しかったと思いました。

(漫画本エッセイ095)