バイオレンスジャック

KCスペシャル　全６巻

作者：永井豪
出版社：講談社
初出時期：1973年（少年マガジン）
分野：少年マンガ
ジャンル：SF・バイオレンス
内容：大地震により無法地帯となった関東で生き抜くために繰り広げられる、タイトル通りのバイオレンス超大作。

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少年マガジンで連載開始されてから後は、「漫画ゴラク」などの雑誌に移りながら、
東京滅亡編から関東スラム街編、疾風ドラゴン編などと、続編がかなり長く続いた息の長い作品です。

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突然関東を襲った大地震によって、関東地方は本州から切り離され、孤立してしまいました。
暴力と血にまみれた無法地帯と化した関東に「バイオレンス ・ジャック」と呼ばれる謎の大男が現れました。
そんな関東を巨大な権力で支配しようとする魔人「スラムキング」と少年革命家「逞馬」、元学生ゲリラの「門土と竜馬」らが、
それぞれが生きるために荒れ果てた関東を舞台に戦いが繰り広げられていきます。

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ファンの間では永井豪氏の最大傑作か最大駄作かと、まっぷたつに評価が分かれているようです。
数で決めるものではないのでしょうが、読んでみて自分で判断してみましょう。
ある意味、永井豪ワールドのバイオレンスな世界の集大成とも言えるかもしれません。
ともかく様々なキャラクターがふんだんに登場し、楽しませてくれます。
スラムキングこそがこの作品での真の主人公だと言う人もいます。奥深い作 品です。

◆アニメ作品はOVA化されていくつか出されました。
テレビドラマや映画は、ちょっと無理そうな内容でしょう。

（漫画本エッセイ049）