ジャンプ・コミックス 全42巻
作者:鳥山明
出版社:集英社
初出時期:1984年(少年ジャンプ)
分野:青年マンガ
ジャンル:SF・アクションヒーロー
内容:ご存知「孫悟空」が悪い奴らと戦う、痛快アクションヒーロー漫画。
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マンガだけでなくアニメにもなり、その人気は世界的にも広まった超大ヒット作品です。
全42巻のコミックは1億2000万部を突破の空前の大ヒット作となりました。
少年ジャンプで連載が開始された時は、単なる西遊記の和風版のギ ャグマンガという感じがしていました。
天下一武道会が始まった頃から、人気がグングン上がり、ジャンプの看板作品になったのです。
しかし人気がありすぎたため、編集部は終了を認めず、
作者がピッコロ編で「ネタ切れだから連載 やめたい」と言っても許可されなかったのだそうです。
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7つのボールを集めて夢を叶えるというファンタジーが、多くの人の心を惹きつけました。
後半がバトル中心となったのは、やはり編集サイドの意向なのでしょうか。
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ともかく鳥山あきら氏の絵は素晴らしいです。
表紙などのイラストチックな絵は、やはり元イラストレーターだったからなのでしょうか。
今までのマンガとは一味違う絵だと思います。
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大ヒットの要因は、やはりキャラクターだと思います。
楽天的な主人公の 「孫悟空」をはじめ、魅力あるキャラクターは、敵味方を問わず数え切れません。
こういったキャラクター設定にも作者の力を感じさせられます。
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テレビから映画、ゲームなど、様々なメディアで扱われました。
2009年には、ついにハリウッドで実写で映画化されました。
まだ見ていませんが、いいか悪いか、どうな風になったのかはわかりません。
しかしハリウッド映画にまでなったというのは、すごいことです。
(漫画本エッセイ036)
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